他の人がどのような使い方をしているのか、を知るにはメーカーの主催するセミナーに行くのが良い。 もちろんメーカーのマシンを使ってある程度の結果を出しているので、講演者はそのメーカーをよいしょする。 ちょっとその辺がウットオシイから、嫌う人も多い。
ライフテック、イルミナ、ロッシュ、のシーケンサーメーカーは年に数回行っている。 今年はシーケンサーが導入されて間もないせいか、講演者もだいたい決まっていて、同じテーマを数回聞いたこともあった。 例えば東大柏キャンパスの服部先生のチーム。 「腸内細菌メタゲノム」のテーマで、これは昨年も聞いた。 メタゲノムは大規模な研究で、予算取りは大変だと思う。 これについては別に書く。
今月は、ライフテック主催のシーケンサーフォーラムが30日に東京で行われる。 これは結構期待している。 僕もSOLiDを使っているので、こういうときにメーカーの人と話せるのはすごく良い。
それぞれのシーケンサーが、どのような使い方をされているのかを知るには、学会ももちろん良いだろう。 学会ではメーカーに気を使うことなく、中立な立場でメーカーの批判もできる。
批判は善し悪しで、僕は無視するようにしている。
メーカーの人に後で聞けば、その批判は間違っていることがあるからだ。
具体的に書くとその人が特定されてしまうのでやめるが、その人はデータ量の多さとクオリティの低いデータの数を批判していた。
日本では、農業分野の応用が少ない。 農業国、オーストラリアやカナダ、アメリカではとてもさかんである。 日本は農業に予算が付かないのか。
糖尿病などの生活習慣病、がん、遺伝病などには予算が付きやすいのに。
ではこのような分野に、高速シーケンサーはどのように使われているのだろうか。
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