第2世代高速シーケンサー(Illumina, SOLiD, 454)とそのアプリケーションについて。 できるだけ最新に近いことと、トレンド、面白いと思った論文やアプリケーションを書いています。シーケンサーに興味のあるひとは是非覗いていってください。 コメントも大歓迎です。 一分子シーケンサー PacBioについては、姉妹ブログ「パックマンの挑戦 http://pacbiobrothers.blogspot.com/ 」 を、10X Genomicsについては「くろみうんの冒険」を覗いてみてください!
2016年7月11日月曜日
2016年7月、NGSマシンの比較
私がお勧めするNGS関係のブログに、今年2016年7月版の、NGS比較が載っていました。
全文はこちら
おそらく皆さんも、いろんなNGS関係のスライドでこのようなグラフを見たことがあるでしょう。
横軸がリード長、縦軸がランあたりデータスループットのグラフです。
私も個人で作ったことがあります。
さて、このブログでは、PacBioのSequelについて抜けています。
その通り、Sequelについてのデータはまだ「公開」されていません。
データはあります。
2kbラムダ、6kb、10kb、15kbライブラリの大腸菌、
データはあります。
お見せすることは全くかまわないのですが、ウェブにアップはまだ許されていないので、残念ながらオフィシャルに公開できないのです。
何事にも順序があるのでしょうね
PacBio社の予定では、まもなくSequelのデータが「公開」されます。
それは大腸菌のデータになると思います。
シークエンス配列なのに、BAMファイルです。
ま、お楽しみに。
2016年7月10日日曜日
NGS10年の軌跡 NGSの初心者向けに最適なレビューの紹介
このブログ、ショートリードの憂鬱で、初期の頃に、NGSテクノロジーについて紹介しました。
日本にNGSが入っていたのはいつ頃でしょう?
正確には覚えていないですが、2008年ごろでしょうか?
その頃の分生で、SolexaやSOLiDの説明を聞いた気がします。
すごい時代が来るなあ、って思った記憶が。
シークエンスのそれまでの概念が、がらっと変わりましたね。
だって、たった数十塩基(当時)でシークエンスと呼んでいたんですから!!
それより前から454があったって? それはひとまずおいといて。
しかし、それから数年後、ショートリードの長さは100bp~200bp余りに伸び、PacBioのロングリードが現れ、データ量はムーアの法則を超え、ラボ単位でも買える小型マシンも現れ、買収されたり、ディスコンされたり、マーケットは大きく変化しました。
そこで、2016年、NGSとNGS関連技術の紹介レビューがでました。
ここでは、既にディスコンになってしまった技術も、また、これから日本に来るであろう(アメリカではリリースしている)マシンも、シークエンサーでは無いけれどNGS関連機器も、合わせて紹介されている。
Must Readレビューです!!
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